小児アトピー性皮膚炎とは?症状から原因・治療法・今日からでも自宅でできるセルフケア【対策方法まとめ版】
こんにちは!Chan-Kanaです( ˆˆ )/
今日のテーマのキーワードは...
当時息子がまだ乳児期だった頃に実際に私がたくさんググった項目の一つです(笑)
まだ小さいお子さんをお持ちのママ・パパさんなら一度は聞いたことあるとは思います。(特に皮膚が弱い子のママ・パパさんなら…)
では、【小児アトピー性皮膚炎】についてお話していきます。
- 小児アトピー性皮膚炎って?
- アトピー性皮膚炎を発症する原因って何なの(・・?
- 小児アトピー性皮膚炎の治療方法
- 自宅でできるケア方法
- まとめ(この記事のすべてのおさらい)
- 小児アトピー性皮膚炎は長い付き合いになる
小児アトピー性皮膚炎って?
アトピー性皮膚炎とは、一般的に痒み(かゆみ)のある湿疹を主な病変とする皮膚の病気のことを指します。良くなった!と思ってもまた悪くなったりを繰り返す(慢性)のが特徴です。
解りやすく言うと
皮膚の炎症を伴う病気がアトピー性皮膚炎です。
早い場合だと生後2〜3ヶ月頃から症状が現れはじめますが、乳児期のアトピー性皮膚炎は、乳児湿疹と見分けがつきにくいそうです。
実際私も息子の湿疹や赤みを何とかしてあげたくて当時色んな皮膚科にかかりましたが、受診した皮膚科によって【小児アトピー性皮膚炎】や【乳児湿疹】とくだされる診断はまちまちでした。
子どもが小さい時期の診断結果は幼児や成人した大人と比べると確実性が少々低いように思えるので、あまり思いつめなくても大丈夫です!
アトピー性皮膚炎を発症する原因って何なの(・・?
大きく分けると2つあります。
食事を通しての食物アレルゲン(特にタンパク質)と皮膚を通しての環境アレルゲン(ハウスダストやダニなど)です。
これらが体内に取り込まれたとき、体が過敏に反応してアトピー性皮膚炎を発症すると考えられています。多様(さまざま)な環境的要因が重なって起こるようなので一概にコレ!と断言できるわけではないです。
症状を悪化させる要因も
その子、その子で異なるのがアトピー性皮膚炎の特徴です('◇')ゞ
また季節によって起こる肌の乾燥などで掻いたり、暑い時季などでは汗をかいたり・服の素材などで肌が刺激を受けることで皮膚のバリア機能が低下することもアトピー性皮膚炎の原因の一つです。
どんな感じで症状が出るのか!
主な症状は『痒み』・『湿疹』なので目で見ればすぐに分かります。
また赤ちゃんを卒業し幼児と呼ばれる年頃になるとお子さん自身で痒い所を掻いたりも出来ると思いますので、しきりに掻きだす・血が出るくらい掻くなど自分で体を傷付けたりすることもザラにあるのでこれもまた目で見てすぐに分かります。
上記のような症状がみられる場合はすぐにでも受診してください。
※私の経験上痒みが治まらない間の子どもの機嫌というものはホントに悪いので早めの受診・対策をオススメ致します(;^_^A
大人だってずーっと痒いのなんて嫌でしょ?
それは子どもも同じです。
痒くてたまらない子どもの気持ちをいち早くくみ取って行動してあげましょう♪♪
どういった赤ちゃん(子ども)がなりやすいのか
もともとにアレルギーを起こしやすい体質の人であったり、皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られます。
家族にアトピー性皮膚炎や喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなどの人がいる場合、その体質を受け継いで、やはりアレルギーを起こしやすくなることがあります。また実際にご自身がそういう病気をわずらったことがある場合も、アレルギーを起こしやすい体質と考えられます。このような体質のことをアトピー素因と呼びます。
※アレルギー体質・アトピー体質の家族がいると遺伝する!や遺伝しやすい!
とよく言われていますがこれは確実ではないそうですので
あまり深く思い込む必要はありません。(実際に皮膚科で直接お話を伺い回答を得ています。)
では、続いて湿疹の特徴をみていきましょう!!
これってそうかな?と微妙で分かりづらい方も当てはまるかチェックしてみてください。
☑湿疹の特徴
✅赤みがある
✅ジュクジュクしていてひっかくと液体が出てくる
✅左右対称にできることが多い
✅関節の内側に症状がでやすい(腕の内側・ひざ裏etc...)
一番分かりやすい参考写真。
(こそだてハックの記事内よりお借りしました)
筆者の息子も上記の画像のような箇所に湿疹ができ(もちろん他の箇所もアリ)、痒がっていましたし4歳になった今もなお乾燥しやすい季節や保湿が足りていない時はこのようになります(・。・;
もっと実例写真が見たい!!
もう少し色々な写真を載せたいのですが、携帯を変えて当時の写真が出せない&他サイトからは使用権の問題もあるため
もう少しどんな感じの湿疹や赤みが出るのか見てみたい('_')という方は...
お手数をおかけしますが
🔍【小児アトピー性皮膚炎 写真】・【小児アトピー性皮膚炎 画像】
と入れて検索してみてくださいm(__)m
ホントにたくさんの写真があり、我が子のものと同じかなど比較したりもできるので参考までに...。
こちらも参考にしてみて下さい( ..)φ
👇
💡筆者の息子の湿疹がよく出やすい箇所!(頻度が高い箇所順)
★首の後ろ
★両腕の関節(内側)
★両ひざの関節(後ろ)
★両内もも
★両耳たぶの付け根が切れた感じになる
★あご下
★お腹全体
★背中全体
だいたいが左右対称に症状がでる感じです。
小児期から思春期の有症率
※有症率とは症状がみられる確率のことを意味します。
アトピー性皮膚炎は一般的に乳児・小児期に発症し加齢とともにその患者数は減少し一部の患者が成人型アトピー性皮膚炎に移行すると考えられている。
全体的には加齢とともに有症率は減少する傾向が認められている。
下記の小児アトピー性皮膚炎ガイドライン2018参照 https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/atopic_GL2018.pdf
ガイドラインはpdf72ページで構成されているのですが、9ページから実際の症状別に写真と症例が掲載されているのでそちらも参考にしてみてください。
小児アトピー性皮膚炎の治療方法
現状アトピー性皮膚炎を根本的に治療する方法はなく、その都度患者の症状に合わせて薬(かゆみ止め・保湿剤・非ステロイド外用薬・ステロイド外用薬)を使って治療するのが一般的です。
※アトピー性皮膚炎の症状がひどいときは、引き起こしている原因の物質(アレルゲン)を調べる検査を行うことがあります。
ステロイドって子ども(赤ちゃん)に使っても大丈夫なの?
ステロイド外用薬に抵抗がある方もいると思いますが使い方を間違わなければそれほど懸念する薬ではないです(^^)/
実際私も初めは我が子に処方される薬がステロイドと聞いたとき
ステロイド!?使いたくない( ;∀;)怖い...
派の人間でした(笑)
この薬に関してはさまざまな口コミがあると思いますが個人的に悪い口コミばかり受け入れていては治せるものも治せないだろ(・。・;と今では思っています。
ステロイドに関してこんなコトがよく言われていますよね?
💀体にたまってデトックスが必要になる
💀使い始めるとどんどん強い薬に切り替えていかなければ効かなくなる…etc
納得がいけば使用してみよう!
肌の炎症や、赤みやかゆみを抑えてくれる薬
筆者の息子も現在も症状の度合いを見ながら使っていますが、強いステロイドにシフトしていきましょう。みたいなことは一度もありません。
※(症状がかなり重度の場合は分かりませんが、軽度だと強めのステロイドは処方されません)
これで少しは『怖い!』・『使いたくない!!』などの気持ちはなくなりましたか?
自宅でできるケア方法
子ども(赤ちゃん)の湿疹・アトピー性皮膚炎には、家でのスキンケアは必須です!
お医者さんの指示に従いながら治療を行い、家でもこれ以上にひどくならないようこまめにしっかりとケアすることが大切です。
お子さんの肌を乾燥から守るために保湿剤は基本たっぷりと塗ってあげるといいでしょう(^^)/特にお風呂上り、5分以内にサッと塗るようにしてあげてください。
(親はお風呂上りどんな格好であろうと…笑)
子どもが小さいうちはお子さん優先で行きましょうっ(^_-)-☆
🌷肌を清潔に保てるよう、汗をかいたらシャワーで洗い流す
🌷絞った濡れタオルでササッと拭いてあげる
🌷新品の衣服は必ず洗濯してから着させる・綿100%をなるべく着せてあげる
🌷入浴の時には、子ども用の低刺激の石鹸をよく泡立て手で優しく洗う
🌷お湯の温度にも気を付けぬるめのシャワーで洗い流す(つかる場合も同じです)
🌷乾燥しがちな冬場はなるべく湿度を50%~60%に保つ
🌷肌を刺激する可能性があるダニやホコリを取り除くため部屋はこまめに掃除
🌷寝具・ぬいぐるみは天日干しし、取り込んだ後は掃除機やコロコロでダニの死骸などを吸い取ります。(死骸処理は必須)
🌟かゆい所を掻き壊す可能性があるため、普段から爪は短くを心がける❢
特に最後の項目(🌟)はめっちゃ大事だと私は思ってます!
筆者の息子も少し爪があるだけで、かゆい所を血が出るほどまでに掻くことが多々あり、完治まで時間を要することになった経験が何度かありましたので…(・・;)
なるべく爪を切る習慣をつけ、ご自宅で週に一回爪チェックを取り入れるといいと思います。
まとめ(この記事のすべてのおさらい)
小児アトピー性皮膚炎とは
皮膚の炎症を伴う病気でかゆみや湿疹が慢性的に繰り返される。
また症状の箇所は主に左右対称に出来る。(関節などによくみられます)
小児アトピー性皮膚炎を発症する原因
原因は大きく2つ
食事を通しての食物アレルゲン(特にタンパク質)と皮膚を通しての環境アレルゲン(ハウスダストやダニなど)です。
どういった赤ちゃん(子ども)がなりやすいのか
もともとにアレルギーを起こしやすい体質の人であったり、皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られます。
家族にアトピー性皮膚炎や喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなどの人がいる場合、その体質を受け継いで、やはりアレルギーを起こしやすくなることがあります。また実際にご自身がそういう病気をわずらったことがある場合も、アレルギーを起こしやすい体質と考えられます。このような体質のことをアトピー素因と呼びます。
※アレルギー体質・アトピー体質の家族がいると遺伝する!や遺伝しやすい!
とよく言われていますがこれは確実ではないそうですのであまり深く思い込む必要はありません。(実際に皮膚科で直接お話を伺い回答を得ています。)
☑湿疹(症状)の特徴
✅赤みがある
✅ジュクジュクしていてひっかくと液体が出てくる
✅左右対称にできることが多い
✅関節の内側に症状がでやすい(腕の内側・ひざ裏etc...)
小児アトピー性皮膚炎の治療方法
現状アトピー性皮膚炎を根本的に治療する方法はなく、その都度患者の症状に合わせて薬(かゆみ止め・保湿剤・非ステロイド外用薬・ステロイド外用薬)を使って治療するのが一般的である。
※アトピー性皮膚炎の症状がひどいときは、引き起こしている原因の物質(アレルゲン)を調べる検査を行うことがあります。
ステロイド外用薬は怖くない
医師の指示通りに従い、薬の用法用量をきっちり守り使用すれば怖い薬でも何でもない。
薬全般に関してですが、自己判断での使用が一番怖いと思います(^^;)
しっかりと説明を受けステロイドを使うことに納得がいけば活用してみてもいいと思います!!
自宅でできるケア方法
先ほど上記で挙げた全て大事なことですが…
なによりも清潔な肌に『保湿』が一番大事なので乾燥している時間を
極力作らないように心がけましょう(^_-)-☆
小児アトピー性皮膚炎は長い付き合いになる
最後に…
この病状とは正直長いお付き合いになるかもしれませんが…
アトピー性皮膚炎の7~8割は思春期までに治まっていきます。
治療を続けることで確実に良くなってくるので継続も大事なひとつです。
家事・育児だけでもとても大変で気が参りそうになったりもあるかもしれませんが
根気強く治療に取り組んでいきましょう♪♪
保湿剤だけでのケアで過ごせるようになった(^^)/
を目標に、そして最後はゴールになるように頑張っていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました_(._.)_